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WORKS

田廻弘志の活動記録。 (記事は事務所マネージャーによる不定期投稿。)

■モスクワHINODE「オペラ葵上」上映!

お陰様で「ボーカロイドオペラ葵上with文楽人形」は、4月23-24日にモスクワで行われた日本文化紹介イベント「HINODE」にて上映し、チーム全員無事に帰国しました。

いろいろ準備して行ったのですが、リハーサルにて、日本とロシア間の映像方式やシステムの差異などに直面し、ちゃんと上映できるかしら?とヒヤっとした場 面があったのですが、ロシアのエンジニアと加納監督がよく相談することで乗り越えられまして、日本とかわらぬ美しい映像を、たぶん日本以上の大画面と爆音 でモスクビッチ(モスクワ市民)の皆様にお届けすることができました。

ライトを浴びる舞台上からは客席がまったく見えず客入りが不安だったのですが、舞台監督に後から「今までで一番の大入り!」と教えて頂き、1000席が満 員の大観衆だったと分かりました。葵上以外の、太鼓や日本舞踊、三味線、ポップスなどの演目も拍手を集めていましたし、日本で行われる世界大会への切符を 争うロシア代表選抜のコスプレ大会も人気を集めていました。

リハーサル中や会場の写真です。

モスクワリハーサル HINODE 田廻とお客様

舞台挨拶では下記の様に申し上げました。

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監督・加納真
「この映画は、愛の映画です。でも普通と違うちょっと奇妙な愛を描きました。理解するというより、感じる映画です。怒涛のように爆発したある愛のカタチを楽しんで貰えたら嬉しいです。」

作曲家・田廻弘志
「私はロシアのクラシック音楽にとても惹かれるのですが、たぶんそれは、ロシアの音楽の中にアジア的なものを感じるからだと思います。葵上のコンセプト は、人形劇の人形が亡霊となって現れるというストラビンスキーのバレエ「ペトルーシュカ」にヒントを得ています。葵上は、そうしたロシアの音楽を手本に、 私なりのやり方で、西洋のオペラと東洋の精神世界とを繋ごうとした作品です。西洋と東洋を繋ぐロシアのみなさんにこの作品をお披露目できたことを光栄に思 います。」

プロデューサー・田廻明子
「田廻は私の夫です。だからアオイは私達の娘です。この娘はとても難産でした。ロシアの皆さんにアオイを見て貰えて幸せです。本当にありがとうございました。」
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田廻にとってロシアは憧れの国でしたのでその旨を率直に申し上げ、大きな拍手を頂きました。

その他、「ボーカロイドとは何か?」のレクチャも行い、ボーカロイドを実際に操作する場面を御見せしたり、日本でのボーカロイドライブの様子をご紹介しました。驚きの声が上がり、活発な質問が飛んできました。

葵上ブースにはたくさんのお客様が来て感想を言ってくださいました。感動のあまりいきなりハグしてくる方もおられました。通訳を介したり、お互いつたない英語で話したのは下記のような内容です。

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●人形が生きているようで驚いた。段々もう人形とは思えなくなってきた。

●人形が起き上がる場面や顔が変わる場面やは本当に怖かった。霊魂が宿ったと感じた。今夜は怖くて眠れない。怒りで飛び回るシーンはスペクタクルだった。

●音楽が素晴らしかった。テクノサウンドが迫力があり、エキゾチックな楽器(和楽器)がクールだった。

●複雑なポリフォニー(異なるメロディによる重唱)の編曲が巧みで、まさにオペラだった。

●背景映像や照明も巧みで、物語にあっていた。舞台セットは不思議な感じでよかった。

●ボーカロイドの声は合成とは思えない。本当に自然で驚いた。人間では歌えない部分もあり、新しい楽器がこれからニューワールドを拓くのだと感じて興奮した。

●ロシア語のボーカロイドはないのか?中国版があるならロシア語のも絶対作って欲しい。いったい何人のロシア人がリクエストしたらヤマハは作ってくれるだろう?
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以上、HINODE上映のご報告です。

オペラ葵上を、モスクワに届くほどまで応援してくださったファンの皆様、葵上を一緒に創ってくださった人形遣い・スタッフの皆様、本当にありがとうございました!!

■モスクワの日本文化紹介イベントHINODEで葵上を上映!

皆様の応援のお陰様で新たな海外上映が決まりました。
「ボーカロイドオペラ葵上with文楽人形」は、2016年4月23-24日にモスクワで行われる日本文化紹介イベント「HINODE」にて上映いたします。
http://hinode.asia/vocaloid-opera-aoi/

モスクビッチ(モスクワ市民)の皆様にハイテクと伝統を融合させたオペラをお届けしつつ、新しい楽器VOCALOIDについてレクチャー講演します。またブースでの物販も行う予定です。

どんなイベントなのか?現地の様子は?など、今後詳細が決まり次第お知らせいたします。

また、アマゾンでのブルーレイ・DVD販売も好評頂いております。在庫が切れないようにしておりますので、ぜひお友達にオススメしてください。

 

■トークイベントを行いました。

VOCAROOM3周年記念としてトークイベントを行いました。
VOCAROOM3周年記念営業について

映画を観ながら加納監督と作曲家:田廻弘志が制作裏話をお話しするトークイベントでした。ゲストにAHSの尾形社長と、ボーカロイド結月ゆかりの声優:石黒千尋さんも加わって、楽しいひと時を過ごしました。
照明担当のToiny氏より照明プランについての解説文が配布されました。
また、シネマカメラを提供してくださったBlackmagicDesign社によるユーザー事例紹介パンフレットも配布されました。和文版はこちらをご参照ください。

■静岡・清水マリナートで上映イベント

静岡・清水マリナートでのイベント、ありがとうございました!
~文楽人形実演&ボーカロイド解説トークショー付き上映会~

300席ほどの座席もほぼ埋まり、イベントは、大盛況のうちに終了しました。
本当にありがとうございました。

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■テレビ大阪1時間特番に出演

テレビ大阪「知ったら、ハマる世界 ~古くて新しい”文楽”~」が放送されました!
アメリカザリガニの面白ナレーションで進行する文楽紹介番組

葵上の製作風景や、静岡県掛川市での上映・講演会などをご紹介頂きました。

番組からのスピンアウト動画もUPされています。
文楽_吉田幸助さんの人形解説動画
掛川での田廻弘志さんのボーカロイド解説